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レジオネラ菌に関するQ&A

Q1: 「レジオネラ属菌」ってどんな菌?

レジオネラ属菌は、世界各地の土や水(20℃以上の淡水)に生息する細菌です。1976年米国フィラデルフィアのホテルで開かれた在郷軍人(レジオネラ)の大会で集団発生した疾患をきっかけに、初めてレジオネラ菌が発見されました。感染経路は冷却塔といわれています。なお、現在レジオネラ属菌は39菌種が存在します。

Q2: 「レジオネラ属菌」はどこにいるの?

レジオネラ属菌は、土や水の中ならどこにでもいる菌で、ビルの空調施設の水中、病院やホテル及び公共施設の給湯設備、加湿器、プール、天然温泉など、いろいろな設備の中での存在が確認されています。

Q3: 「レジオネラ属菌」ってどんな病気?

レジオネラ症とは、レジオネラ属菌による感染症で、レジオネラ肺炎とポンティアック熱の2種類があります。

●レジオネラ肺炎
発症後、重症となる劇症型と抗生物質治療で治癒するものがあります。感染後、通常2~8日間の潜伏期間の後、全身倦怠、頭痛などインフルエンザに似た症状を起こす場合もあります。
●ポンティアック熱
熱性疾患で肺炎にならず特別な治療をしなくても治癒する場合が多いと言われています。

Q4: 「レジオネラ症」の感染経路は?

レジオネラ属菌を含んだエアロゾル(水粒子)を呼吸器系に吸い込んだ場合、あるいは汚染水に溺れて吸水した場合に感染する可能性があります。
現在、人から人への感染はないといわれています。

Q5: 「レジオネラ症」はどんな人がかかりやすいの?

一般的には糖尿病や肝機能障害のある人、悪性腫瘍患者、臓器移植患者、あるいは老人や新生児等、菌抵抗力の弱い人に感染しやすいといわれています。

Q6: 「レジオネラ症」の日本での感染事例は?

1976年から1992年の14年間でレジオネラ肺炎と診断された患者は80例。この内61例は市中感染で19例は病院内感染です。温泉に関係した感染事例で因果関係のはっきりしたものは、1994年までに3例あり、いずれも老人の浴水吸引が原因といわれています。
24時間風呂は既に約130万台以上設置されていますが、これまでに24時間風呂によってレジオネラ症に感染した事例は報告されていません。

Q7: 「レジオネラ属菌」に対して24時間風呂は大丈夫なの?

24時間風呂はお湯の循環だけでなくオゾン殺菌、紫外線殺菌などの様々な殺菌装置を設けて、菌の増殖を防ぐようにしています。しかし、さらに完全な防菌対策の為、取扱説明書に従った定期的なメンテナンスを必ず実施することが大切です。

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